2021/8月の空売りトレード振り返り

今週の振り返り

前日は米国株の振り返りをしたので、この記事では日本株の振り返りを行う。

8月は空売り、9月は買いを行った。8月末までは日経平均は下落基調。9月頭からは強烈な上げ。

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岩井コスモホールディング

  1. 空売りは、日経平均の転換が明確になったら買い戻しする。
  2. 空売りで大きな下落の後の少し後から in するなら、ヨコヨコのレジスタンスに達した時に売る

上げ相場になってから売値を上回った。なんとか逃げれたが益は少なく心労が多いトレードだった。

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利回りが8.5%前後になると流石に買いが入って下がらなくなる。出来高が少ないと下げのスピードが緩やか、などを学んだ。

in した場所が悪かったがまあラッキーで下がった感じだ。その後、利益が減るのが怖くて決済してしまったが、それが結果的に助かったことになる。

ぐるなび

  1. inするときはサイコロジカルラインも見る。ぐるなびに in したときは 13本連続陰線の翌日だった。こんなの絶対次は陽線になるでしょ。
  2. 前回安値を更新しない下落では逃げてもいいかもしれない。

売るタイミングが最悪に悪かった。損切りには間に合って、取り返しのつかない損にはならなかった。

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これも岩井コスモと同じで急な相場の転換をモロに食らった。in するラインは半年前か1年前の安値を割ったところだった。

焦ってトレードして、待つことができなかったための損だ。

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メドピア

  1. 含み益を見てしまったので、欲を出して逃げきれなかった
  2. 出来高に違和感を持ったら利が乗っているうちに逃げるべき
  3. トレンドラインを信頼する。トレンドラインを割ったら変化と捉える。

in した場所は悪くなかった。数日間でそこそこの含み益を見て、空売りの威力を感じていた。

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しかし欲を出し過ぎて同値決済ができず、損切りになり後悔の多いトレードとなった。

またあの含み益が戻るのではないかと思い、セリングクライマックスの証(強烈な下げ + 大きい出来高)とそこからの復調の兆し(連続陽線 + 大きい出来高)を知っていて無視してしまった。

しかし、in する場所は最高の場所ではなかった。4060 で売っていれば、SL(ストップロス)を前回高値の少し上の4590に置いていたかもしれない。

そうすれば、ストップロスを食らわなくて済んだ。なぜなら直近の高値は4555で直近高値は前回高値を超えていないからだ。

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ただし、15%上に SL を置くのは勇気がいる。本当にブレイク時に in するのがいいのか?第4ステージではトレンドラインの上に置くのがいいのではないのか。これはのちに疑問の繋がる。

自分は本から第1、3ステージから第2、4ステージへの変化のタイミングだけでトレードすべきだと読み取った。

しかし、2ヶ月間試してみて以下のことに気づいた。

  1. 自分が第3ステージと思って in したのは 第4ステージの銘柄だった
  2. 第4ステージでは、戻り売り(トレンドラインの上での売り増し)がセオリーだ

しかも2を反転させれば、ステージ2の銘柄は押し目買い(トレンドラインの下での買い増し)に応用できる。

今まで何かおかしいと思っていたのだ。ブレイクでの売り買いを考えたときに、SLを置く場所が遠すぎると。

ブレイクの場所から前回の高値、安値が大体12~15%離れている。

書籍が30年前のものであり今の方が高速トレードでボラティリティが高いといっても、期待値がマイナスの方に大きく、いくらなんでもリスクが大きすぎた。

しかし、2ヶ月の身を切るような実践でやっと気づくことができた。10月からは、自分は2通りのトレードを使い分けることになるだろう。

メディカル・データ・ビジョン

  1. セオリー通りの動きの場合、プルバックしたらなくなったら売り増しをする
  2. セオリー通りなら持ち続けてok

MDV は最高のベストなタイミングで in できた。しかし、日経平均の急騰により利益が減ることを恐れて買い戻してしまった。

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しかも、たった100株しか売っていなかったため微利も微益。正直上記4トレードはトータルで結構損した。

ちょっと変則的だが、ストップロスを1880程度に置いていた。それをそのまま持ち続けていればよかった。

MDV は日経平均より弱かった。上昇が追いついていなかった。出来高を見てもメドピアと違って大きな買いが入ることがなかった。

このため、下落トレンドは継続となった。

自分がするべきだったことは買い戻しではなく売り増しだったのだ。

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MDV の値動きはホルダーが嫌がる方向に動いていく。また入るチャンスがありそうだ。

教訓

  1. 第1、3ステージはブレイクアウトで in する。次のステージへの変化のタイミングを狙うのだ
  2. 第2、4ステージは、トレンドの押し目、戻り売りを狙う。これは1のトレードよりリスクが大きくなるため、必ず全体の方向が上昇、下落のいずれかであることを確認してから行う。SLは前回の安値/高値である 例えば、相場全体が上昇傾向の時に第4ステージの銘柄の戻り売りはしない。逆もまた然りである
  3. 2の手法を自分のトレードに取り入れる